かつて、スカパーで製作された、池波正太郎原作の、「闇の狩人」が放送されました。


かつて、何度か映像化されておりますが、特に五社英雄が監督した映画には、激怒したと何かで読みました。


仲代達矢を筆頭に、岸惠子、千葉真一、原田芳雄、いしだあゆみ、藤田まこと、梅宮辰夫、成田三樹夫など、やたらと豪華な面子で、楽しみにしていたのですが、とにかく血生臭い代物でした。そりゃ、池波さんが怒るわけです。


スカパーのリメイクは、中村梅雀、風吹ジュン、福士誠治、津川雅彦、石橋蓮司、本田博太郎、波乃久里子、加藤武と渋い面子なのですが、実に良く出来ております。


池波さんの本は、結構読んでおりますが、これは未読でした。なので、どちらが原作に忠実かはわかりませんが、本来の主人公である、雲津の弥平次は、映画には登場すらしませんでしたので、想像はつきます。


「鬼平犯科帳」もそうですが、池波さんの作品に、ハッピーエンドはほとんどありません。ただの勧善懲悪ではなく、どこか苦さがあるのです。そこに長谷川平蔵の懐の深さ、情があるから、より心に沁みるのです。


今回も、中村梅雀扮する弥平次と、風吹ジュン扮するおもん夫婦の、福士誠治扮する弥太郎に対する優しさがたまりません。また、裏の元締めである津川雅彦扮する清右衛門も、非情さを持ちながら、元締めとしての矜持を持っております。


前後編で三時間ありますが、一気に見てしまいました。これはおすすめです。


※お詫びです。


先日、「ケイゾク」のことを書きましたが、私はこのドラマで、有村架純を意識したと書きました。


これ、完全に勘違いです。彼女は「SPEC」からです。お詫びして削除いたします。