始まりました。「続、続、最後から二番目の恋」。


月曜9時にふさわしいかどうかは、知ったことではありませんが、満身創痍のフジテレビにおいて、これほど頼もしい援軍はありません。


小泉今日子、中井貴一、坂口憲二、内田有紀、飯島直子、誰ひとり欠けることなく揃ったことが奇跡です。


アラカンのふたりを主演に据え、そのふたりが、定年後に再雇用された、中井貴一扮する和平と、間もなく定年を迎える、小泉今日子扮する千明。


脚本の岡田惠和も同世代ですから、色々なことが身につまされます。段差がないところでつまずいたり、かつての部下に君付けされたり。


部下が映画祭で賞をとったとき、千明は、お金だけ渡して、食事に行ってこい、自分は予定があると嘘をつきます。


これ、年長の自分がいないほうが、気を遣わず楽しいだろう、だけではないのです。自分も行きたくないのです。だってめんどくさいのです。楽しくないのです。


「あー、腰いてー」しか言わない、飯島直子扮する典子も爆笑ものですし、キャバクラ大好きの故、織本順吉さんも、きちんと遺影で出ておりました。和平に、とんでもない形見を残して。


何より、老後のかセカンドライフなのかはわからないが、それを一緒に笑ってネタにして、共に生きるひとがいれば、それならば何とか乗り切れるのではないか、という千明のモノローグは、私にはずしんと堪えました。お通夜帰りの、千明と和平の会話もたまりません。


こういうドラマが、私は見たいのです。フジテレビ、よくやった!


※このドラマの主要キャストは、清々しいほど番宣に出ておりませんでした。VTRだけです。それで充分です。


別に朝っぱらからずっと、ワイドショーに生出演なんてしなくていいのです。