「地震のあとで」の第二回が放送されました。今回は、「アイロンのある風景」です。


鳴海唯扮する順子は、コンビニでバイトをしておりますが、同棲相手の、黒崎煌代扮する啓介は、ギターにうつつを抜かしております。


順子は、コンビニの常連である、堤真一扮する三宅を、海辺で見かけます。三宅は、いつも焚き火をしておりました。


最初のシーンで、海辺には原発らしきものが見えます。それで私は、福島だと思いましたが、ホームページでは茨城になっておりました。


三宅はコテコテの関西弁です。あとで、東灘区出身だと語るシーンがあり、彼が家族全てを、震災で失ったことが明らかになります。


そして、今は2011年の3月なのです。ドラマは、その11日で終わりました。


彼らがどうなったかはわかりません。三宅など、百年に一度レベルの震災を、人生で二度も経験したことになります。


鳴海唯という方は、私は記憶になかったのですが、「どうする家康」などにも出ていたそうです。黒崎煌代は、「ブギウギ」の、スズコの弟です。


ほとんど三人だけのドラマですが、今のところ、初回との関連性は見られません。時代も16年経っております。


全編を貫いているのは、虚無感です。三宅は、今も震災の悪夢にうなされ、順子は、生きる目的が感じられません。だからこそ、三宅にどこかシンパシーを感じているのかもしれません。


そして、象徴的なのが、波の音です。特にラストの波の音は、ぞくっとします。


三宅は順子に、一緒に死ぬかと問いかけますが、順子はいいよと即答します。生き残ってしまった者と、生きる目的のない者、目の前にあるのは、深い闇と焚き火だけです。


これは、深いドラマです。