今月のWOWOWは、えらく充実しておりますが、この映画も、以前から見たかった作品でした。
「ぼくのお日さま」。主演は、越山敬達と宇野希亜良、全くの新人です。
越山敬達扮するタクヤは、吃音があり、野球やアイスホッケーをやっているのですが、巧いほうではなく、他の子達がやりたがらないことを、いつもあてがわれておりました。
そんな時、リンクで、宇野希亜良扮する、フィギュアスケートを練習しているさくらを、タクヤは見かけます。彼女は、実際にフィギュアをやっており、全日本ジュニアなどにも出ているほどですので、スケートは抜群です。
何より、ルックスがいい。さらに化けると思います。彼女はこれから引っ張りだこになるでしょう。
さくらを指導するのが、池松壮亮扮する荒川です。彼は、フィギュアの選手として、かなりの実績があるのですが、なぜか北海道で細々とコーチをしておりました。
ホッケーの靴で、フィギュアの真似事をしていたタクヤを見て、荒川は彼にフィギュアの靴を貸して、一緒に練習させるようになります。
一生懸命練習するタクヤを見て、荒川は、さくらとペアを組んで、アイスダンスの大会に出ることを薦めます。戸惑いながらも、そのことを受け入れるさくらですが、大会直前に荒川の秘密を知ってしまいます。
ハンバートハンバートの、「ぼくのお日さま」という曲にインスパイアされて、この映画が作られたのですが、小樽を中心とした北海道ロケと、リアルなフィギュアのシーンが素晴らしい。瑞々しいといってもいいです。それでいて、切なさもあり、たまらなくなります。
新人のふたりは、まるでドキュメンタリーでも見ているような錯覚に陥ります。ふたり揃って、キネマ旬報の新人賞をとり、池松壮亮も、助演男優賞をとりましたが、これは極めて妥当だと思います。
これまた、大変いい映画です。お薦めです。