「愛してくれと言ってくれ」は、わたくしそろそろ限界です。


そもそも、当時はまだ、ほとんど素人レベルの矢田亜希子が、なぜ起用されたのでしょう?とてもオーディションか何かで選ばれたとは思えない酷さです。誰かのバーターだったのでしょうか?「大都会」のときの、神田正輝レベルで、出てくるだけでイライラします。


また、常盤貴子扮する紘子も、TPOをわきまえず、パーティーの会場で、自分の想いだけを 大声で話す。はた迷惑な、典型的な田舎者です。


登場人物もあまりに類型的で、設定がわかりやす過ぎるのです。では、なぜこのドラマが、社会現象と言われるほど人気になったのか?


これから劇的な展開があるのかもしれませんが、正直、あまりわかりません。ただ、時代でしょうかねえ?当時はトレンディドラマブームのまっただ中で、もっと軽薄なドラマが氾濫しておりました。そのなかでは、まだましだったということでしょうか?


豊川悦司に人気が出たのは、よくわかりますし、常盤貴子はまだ荒削りですが、とにかく綺麗です。ここからふたりが大ブレイクしたのは理解できますが、当時のテレビの賞を総なめにするほどとは、今のところ、私には思えないのです。


何せ、矢田亜希子が新人賞ですからね。