久しぶりに、手強いドラマが放送されました。
昨日、紹介しました、「地震のあとで」です。
先にお断りしておきますが、わたくし、村上春樹の小説を読んだことがありません。なので、原作との違いや、村上ワールドがどうこうということは、一切わからないので、単純にいちドラマを見た感想として、書いてまいります。
岡田将生扮する小村は、阪神淡路大震災の直後、橋本愛扮する妻の未名から、離婚を切り出されます。しかも、その時すでに、未名はどこかに姿を消しておりました。
吹越満扮する、未名の叔父から、離婚のことを告げられ、小村は動転し、直接会って話をすることを要求しますが、叔父は、書き置きに書いてあったことが全てだと拒絶し、離婚届にサインをすることを求められます。
わけがわからなくなった小村は、有休をとり、どこか旅に出ようとしたところ、後輩から、釧路にいる妹に、届け物をしてほしいと頼まれます。チケットも全て用意し、諸々全て面倒を見るというので、行き先にあてがなかった小村は、その話に乗っかります。
釧路空港で待っていたのは、北香耶扮する後輩の妹、唐田えりか扮するその友人です。
ここで、ドラマを見ている私達は、何かがおかしいと感じます。ふたりは、同じような格好をして、とにかく物言いが失礼です。妹など、未名が死んだと、兄から聞いているとまで言い放ちます。
そして遠慮なく、未名のことをあれこれ聞いてまいります。ここからは、あえて書きませんが、これは怪談だと思いました。
後輩の妹がとってくれたホテルは、ラブホテルであるは、小村が風呂に入っている間に、友人を残してとっとと帰ってしまうは、その友人も、風呂に入るなど、あらゆることが異常なのです。
また、このドラマは、四つの短編から出来ているそうですが、その全ては、何らかのかたちで繋がるのではないでしょうか?
今や、井上剛作品では、マストになっている、大友良英の音楽も冴えております。映像化が極めて難しいと思われる題材ですが、大江孝允の脚本も相当練られております。
ただ、ラストの映像もそうですが、一筋縄で行くドラマではありません。見るひとを選びます。私も改めて、見直そうと思いますが、NHK以外では、この企画は通らないでしょう。
まさに、45分の短編映画です。