いま、特に民放は、素人が見てもお金がかかっていないバラエティーが氾濫しております。
かつてのVTRを編集して、尺だけはやたらと長い代物で、それを見ながら雛壇に座りっぱなしのタレントどもが、愚にもつかないコメントを垂れ流すという代物で、そんなものを見るほど暇ではないのですが、例えば私など、ずっと水曜の9時は、「相棒」を毎週録画にしているので、同じ枠で放送されたものが、録画になっていたりするのです。
ただ、ただ、酷いとしか言い様がなく、どこでとったのかわからないアンケートを元に、過去の様々なスターの名曲、ベスト○○を発表しておりました。
そのスターのチョイスも凄かった(誉めておりません)。中森明菜、西城秀樹、CHAGE&ASKA、徳永英明、都はるみ、安全地帯、オフコース、中島みゆき、シブがき隊、工藤静香などで、基準すらわかりません。
既視感が強いと思っていたのですが、要は、ネットニュースで最近良く見る、○○ベストスリーみたいな記事で、番組を構成したようなものなのです。
一方、こちらはバラエティーですが、「ラヴィット!」は、四周年だそうで、今週は多彩なゲストが出演しておりますが、一昨日のハンプバック、昨日のフラワーカンパニーズの朝っぱらからのライヴにはぶっ飛びました。ツボがわかっております。
昨日なんて、パネラーとして座っているゲストが、トラヴィスジャパン、ホラン千秋、オカダカズチカですよ。もう、まともな神経とは思えません(こちらは誉めております)。相変わらずゲームばかりやってはおりますが、このカオスぶりはさすがです。
また、NHKでは、先日「カバーズ」で、なんと!BRAHMANを二週連続で特集を組みました。いまのミュージックシーンのなかでも、コアな人気を誇る結成30年を迎えたバンドです。その彼らが、全曲カバーを演奏するのです。こんなことは後にも先にもないと、TOSHI-LOWがぼやいておりました。
私は、「満月の夕」が大好きで、もちろん演奏してくれましたが、この番組の白眉は、チバユウスケの、「星の少年」をカバーするのです。
ボーカルのTOSHI-LOWが、カバーとコピーは違う、オリジナルのミュージシャンが驚くようなことをしたいと言っておりました。そこに彼らの気概を感じます。
しかも、この曲は、ライヴでは誰も聴いていないそうです。なぜなら、チバユウスケは、もうこの世にいないので、驚かせようがないのです。
ミュージシャン、作り手のセンス、これらがきちんと噛み合っていると、バラエティーであれ、音楽番組であれ、真っ当なものが出来るのです。
※「カバーズ」では、MCの上白石萌歌が興奮しすぎて、BRAHMANとのトークのとき、貧血を起こして楽屋で寝ていたそうです。
ちなみに、彼らのセットリストですが、ゴダイゴ、シオン、BUCK-TICK、エレファントカシマシ、EGO-WRAPPIN'、モーターヘッド、チバユウスケなどですから、そりゃ貧血も起こしますわ。
リリー・フランキーが、中央線の匂いがする、特に高円寺あたりの、とBRAHMANを評したのは、わかるひとにはわかると思います。