これは、まいりました。
先日、このブログに書きましたが、脚本、港岳彦、監督、岸善幸、主演、阿部寛というのは、映画でも垂涎の面子です。それが、NHKで見られるのです。
ドラマ、「水平線のうた」の前編が放送されました。恐らく、後編では、私は涙が止まらないでしょう。
阿部寛扮する賢次は、震災で妻と娘を亡くしました。津波にさらわれ、ずっと行方不明のままです。
かつては、仙台の建設会社で働いておりましたが、今はタクシーの運転手です。そうしたのは、理由がありました。
ある日、タクシーに乗せた白鳥玉季扮する高校生のりらが、口ずさんでいたメロディーに、賢次は聞き覚えがありました。それは以前、松下奈緒扮する妻の早苗が、娘と練習していた曲だったのです。
港岳彦と岸善幸は、映画「あゝ荒野」や「正欲」でコンビを組んでおりますが、今回も大変緻密なドラマを作り上げました。ところどころにセピアトーンの映像がインサートされるのですが、これはもうテレビドラマのレベルではありません。カメラワークも、独特でした。
そして、「どうする家康」で、茶々を演じた白鳥玉季がいい。Wikipediaで調べましたが、私は子役としての彼女を、何度も見ておりました。
「エール」、「凪のお暇」、「流浪の月」など、名前を覚えているはずです。茶々のときなど、ぞくりとするくらいの大人びた表情を見せましたが、今回も、あの阿部寛を翻弄するような女子高生を、見事に演じております。
加藤登紀子や、山中崇、宇野祥平、菅原大吉、吉澤健など、実に渋い面々が周りを固めております。追っかけても見るべきドラマです。
※看護士で出ている女優が、どこかで見たことがあると思っておりましたら、松岡依都美という名前で思い出しました。
あの、「地面師たち」で、ドラマの鍵となる、尼僧を演じていた方です。あまりにキャラが違うので、気付きませんでした。