「FIRST LOVE 初恋」、面白いです。
ボーイミーツガールものの典型で、それに宇多田ヒカルの曲を絡めたものですから、それに近いものは今までいくつもありました。
それが全く退屈しないどころか、逆に新鮮なのです。なぜでしょう?
ひとつは、同じ役を、ふたりの役者が演じているのですが、その演出方法が、「コールドケース」に近いのです。BGMに、当時の名曲を使うのも一緒です。
だからといって、パクりということではありません。そこは誤解のないように。
それと、北海道を舞台にしたことが、成功しております。とにかく映像が美しい。それでいて北海道の寒さ、冬の厳しさがきちんと伝わってまいります。
また、満島ひかりと佐藤健は勿論なのですが、ふたりの学生時代を演じる、八木莉可子と木戸大聖がいい。当初、満島ひかりの学生時代が八木莉可子というのは、無理があると思いましたが、次第に気にならなくなってまいりました。
八木莉可子扮する也英の大学時代の友人として、河合優実まで出てまいりました。さらに、ダンサーの卵を演じるアオイヤマダ、私は初めて見ましたが、この子、いいです。典型的な美形というわけではありませんが、ダンスのセンスは抜群です。
こういう作品なら、地上波でも出来そうなのですが、超能力だの何だのと、非現実的なお話も、たまになら良いのですが、どれもこれも同じようなお話だと、見る気も失せてしまいます。
オーソドックスなラブストーリーでも、きちんと作れば、私のようなジジイにも、きちんと響くのです。