遅まきながら、評判の「地面師たち」を、見終わりました。


綾野剛、豊川悦司、北村一輝、小池栄子、池田エライザ、リリー・フランキー、ピエール瀧、染谷将太、山本耕史というキャスティングが成立した時点で、このドラマの成功が約束されたようなものですが、脚本、監督の、大根仁が、テレビでは出来ない描写を、ふんだんに盛り込んだことで、いまのやわなテレビドラマに慣れた方々には、衝撃的だったのでしょう。


また、モデルになった、地面師詐欺にあう積水ハウスこそ、架空の名称になっておりますが、東急、森など、ライバル会社は実名になっており、リアリティーにも溢れております。


豊川悦司扮する、ハリソン山中を中心にした地面師集団が、不動産会社に詐欺を仕掛けるお話ですが、企業との交渉を担当する、綾野剛扮する辻本や、ピエール瀧扮する、元司法書士の後藤、偽物の地主をキャスティングする、小池栄子扮する麗子、情報屋で、汚れ仕事を引き受ける、北村一輝扮する竹下、そして、あらゆる偽造を手掛ける、染谷将太扮する長井と、まあ、よくぞテレビ向きではない面々を揃えました。


彼らを追う刑事が、リリー・フランキー扮する下村と池田エライザ扮する玲で、下村と山中は、過去に因縁もありました。


ええ、単純に面白いです。私も二日で、七話全て見てしまいました。登場人物全てのキャラがたっており、お話もスリリングで、テンポも良いため、全く飽きることがありません。


冷酷で残忍、それでいて頭が切れる、得体のしれない役を演じさせると、豊川悦司は絶品なのですが、私には、北村一輝が情報屋でありながら、ヤク中という、昔よくキャスティングされた破滅型のキャラを、実に楽しそうに演じていたことが嬉しかったのと、ライダースに身を包んだ池田エライザが、大変魅力的でした。


しかし、配信でこれをやられると、地上波のテレビドラマはきついですね。「阿修羅のごとく」も、間もなく見終わりますが、本来はテレビでやるべきものなのです。