無事に、兄弟の家で年末を迎えております。腰痛は続いておりますが、なんとかなっております。
家では、アマゾンプライムと契約しており、「あんのこと」が入っておりました。寝る前に、途中まででもと思って見始めたのですが、結局最後まで見てしまいました。
すごい映画ですね。
どうしようもない母親に育てられた、河合優実扮する杏は、学校にも行けず、親に売春を強要されます。客に勧められた覚醒剤にも手をだし、中毒にもなっておりました。
杏を逮捕した、佐藤二朗扮する刑事、多々羅や、稲垣吾郎扮するライターの桐野が尽力し、仕事を斡旋してもらい、親から引き離し、シェルターに住まわせ、覚醒剤からも抜け出ることが出来たのです。
しかし、そんなタイミングで、コロナが蔓延します。正規の職員でない杏は、職を失います。さらに、多々羅は、自身が運営していた、サルベージという、クスリから立ち直った人達のサークルで、参加した女性と肉体関係を強要しており、逮捕されてしまいます。実は桐野は、そのことの証拠を掴むため、杏たちに近付いたのです。
絶望しかなかった杏に、手を差しのべてくれたのは、間違いなく多々羅と桐野でした。しかし、そのふたりを失い、杏は母親に見つかり、元の世界に戻っていきます。
当初の感情を失った表情と眼差し、目的が出来て、学校にも通うようになり、次第に感情が甦りだすという、とんでもなく難しい杏というキャラを、河合優実は見事に演じます。
そして、忘れてはいけないのは、救いようのない母親を演じた、河井青葉です。私は、誰が演じているのか気付きませんでした。実の娘に売春を強要し、お前が稼がないと、自分と祖母が餓死するぞと脅す、鬼畜のような母親を、見事に演じました。
決して楽しい映画ではありませんが、心に刺さる作品です。今年はあまり映画を見ていないので、確信はありませんが、主演女優賞の候補になることは、間違いありません。