Netflix、恐るべしです。
向田邦子さんの傑作、「阿修羅のごとく」 が、Netflixでリメイクされます。
オリジナルは、四姉妹の、綱子、巻子、滝子、咲子を、加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュンが演じました。
映画では、四姉妹を、大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子が演じ、悪くない面子と思いましたが、森田芳光監督をもってしても、オリジナルに遠く及びませんでした。それくらい、オリジナルのクオリティが尋常ではなかったのです。
小泉今日子らの舞台は、WOWOWで見ましたが、これはもうオリジナルとは別物でした。
是枝裕和は、私とほぼ同世代ですので、向田邦子の凄さを、リアルタイムで体験しております。この傑作に、同じテレビドラマという枠でリメイクするのは、相当な覚悟だったと思います。
ただ、四姉妹のキャスティングを見て、私、Netflixに入ろうかと思いました。
宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、そして広瀬すず!
これはまいった。よくぞキャスティングしました。長女の宮沢りえなど、ベストです。
あとは、四姉妹の両親と、巻子の夫の鷹男、そして滝子の夫になる、勝又です。
オリジナルは、両親が佐分利信と大路三千緒、鷹男が緒形拳(途中から露口茂)、興信所の勝又が、宇崎竜童という、神がかり的なキャスティングでした。
これを、映画では、仲代達矢と八千草薫、鷹男に小林薫、勝又に中村獅童と、当時としては、ベストの布陣を組みましたが、やはりオリジナルには敵いませんでした。
なんといっても佐分利信です。堅物で無口の父が、実は女性を囲っていたという設定が、名優、佐分利信にぴったりでした。仲代達矢をもってしても、佐分利信に軍配があがります。
これを、誰が演じられるか?ここのところ、大ベテランと言われる方々が、次々亡くなっており、かなり限られております。
岸部一徳は、妥当なところですが、ここは、「鎌倉殿の13人」で、宮沢りえと、歳の離れた夫婦を演じた、坂東彌十郎ではないかと思います。そして妻は、綺麗過ぎるきらいはありますが、かつて末っ子を演じた、風吹ジュンではないでしょうか?
鷹男は、年齢的にも、鈴木亮平あたりが適任ですし、興信所の勝又は、当時、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドで、大人気だった宇崎竜童を、あえて胡散臭くうだつのあがらない興信所の職員にあてたので、大変驚いたのを覚えております。
松田龍平が演じると面白いと思いますが、この役は、芸人もありです。
かつて、「海街diary」で、四姉妹を描いた是枝裕和が、向田作品にどうアレンジを加えるのか、こんなわくわくする企画は、そうはありません。
来年1月から配信されるそうなので、加入するか、しばし悩みます。
※鷹男の部下で、関係を疑われる女性社員ですが、これは森田望智一択です。