西田敏行さんが亡くなったことで、いくつか追悼番組が放送されましたが、録画しておいた、BSフジで再放送された、西田さんへのインタビュー番組、「西田敏行  笑って泣いて、役者人生50年」を、ようやく見ました。これは良く出来ておりました。


聞き手が、旧知の高橋和男ディレクターなので、通りいっぺんの質問ではないのです。そして、何より高橋さんが、西田さんの映画やドラマを良く見ているので、西田さんがのっているのがよくわかりました。


渥美清さんの物真似は、絶品だったそうですが、西田さんも、このインタビューのなかで、丹波哲郎、三国連太郎、森繁久彌、田中邦衛ら名だたる名優の真似をしており、これが爆笑ものでした。


何より、私が、西田さんのベストと評した、「淋しいのはお前だけじゃない」について、じっくり話してくれたことで、これは本当に嬉しかった。


西田さんは、脚本家の市川森一さんのことを、師として仰いでいることは知られておりましたが、演出の高橋一郎さんのことも、同じように恩人だと思っており、日本テレビの石橋冠さん同様、西田敏行という役者のことを語るには、欠かせない存在でした。


このドラマを見て衝撃を受けた宮藤官九郎は、後にオマージュとして、「タイガー&ドラゴン」を作ります。大衆演劇を落語に置き換えたのです。その事がわかっているからこそ、西田さんは、このドラマへの出演を快諾したのだそうです。


こういうまともなインタビュー番組は、本当に久しぶりでした。そこらへんの女子アナあたりがインタビュアーなら、こうはいかなかったでしょう。