毎年恒例の、私の独断と偏見に満ちた、私的ドラマ大賞、2024年です。
助演男優賞
小林虎之介 「宙わたる教室」
ノミネートは、
玉置玲央 「光る君へ」
塚地武雅 「新宿野戦病院」、「虎に翼」
秋山竜次 「光る君へ」、「不適切にもほどがある」
谷田歩 「TOKYO VICE 2」
混戦だと思っていたところ、最後の最後に小林虎之介が出てまいりました。「宙わたる教室」の柳田岳人は、実質の主役みたいなものなのですが、彼のためにあるような役でした。
助演女優賞
河合優実 「不適切にもほどがある」
ノミネートは、
宮本信子 「母の待つ里」「海に眠るダイヤモンド」
土居志央梨 「虎に翼」
橋本愛 「新宿野戦病院」
中村優子 「燕は戻ってこない」
これは迷いました。昨年、主演女優賞に選んだ彼女と、ふたつのドラマで、抜群の演技力を見せた宮本信子のどちらかだったのですが、ずっと推していた河合優実が、ようやく世間一般に認知されたので、そのお祝いです。
主演男優賞
窪田正孝 「宙わたる教室」
ノミネートは、
阿部サダヲ 「不適切にもほどがある」
仲野太賀 「新宿野戦病院」
神木隆之介 「海に眠るダイヤモンド」
中村倫也 「シュリンク」
もともと、巧い方なのですが、ほとんど感情を現さず、一歩引いているのにも関わらず、抜群の存在感を見せるというのは、ただ事ではありません。唯一、怒りを爆発させるシーンも見事でした。
主演女優賞
伊藤沙莉 「虎に翼」
ノミネートは、
石橋静河 「燕は戻ってこない」
小池栄子 「新宿野戦病院」
池田エライザ 「舟を編む」
小泉今日子 「団地のふたり」
これも迷いました。石橋静河と池田エライザは、もう少し後に放送されていれば、ひっくり返ったかもしれません。伊藤沙莉は、朝ドラのヒロインはどうかと思っておりましたが、寅子として生き抜きました。
作品賞
「不適切にもほどがある」
ノミネートは、
「新宿野戦病院」
「燕は戻ってこない」
「母の待つ里」
「舟を編む」
「虎に翼」
「団地のふたり」
「宙かける教室」
「海に眠るダイヤモンド」
「密告はうたう」
これは、迷いに迷いました。明日になったら、「宙わたる教室」を選ぶかもしれません。それくらいの僅差です。年当初に、このドラマを見た衝撃は凄かった。初回を見た時に、傑作の予感と書きましたが、その予感は当たっておりました。
今年は、とにかくNHKの年でした。独創性、新しい才能の起用、日本テレビの惨状を見るにつけ、真摯にドラマに取り組む姿勢の違いが、もろに出てしまいました。民放では、やはりTBSが抜けております。作品賞は、五本に絞りきれず、十本選んでしまいました。
特別賞
岸部一徳 「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」
単発ドラマでしたので、各賞には選びませんでしたが、この作品における岸部一徳は、長いキャリアの集大成のような素晴らしさでした。
また、私もたまたま見たのですが、このブログに書いたことで、たくさんの方に見て頂き、称賛のコメントを頂戴いたしました。
いま、今年のベストドラマみたいなネットニュースが氾濫しておりますが、このドラマについては、誰も触れていないため、ここに記しておきます。