なぜ、このドラマをリアルタイムで見なかったかというと、この時間帯に、NHKのドラマを見たことがありませんでした。それくらい、習慣というのは、身体に染み付いているものです。
「虎に翼」で、吉田恵里香の作品を初めて見て、その緻密さに瞠目しました。皆さんから、このドラマを称賛するコメントを、たくさん頂き、いつか見たいと思っていたのですが、なんと再放送が始まりました。
昨日のど深夜に、八話のうちの前半がまとめて放送されました。主演は、岸井ゆきのと高橋一生。実に魅力的な組み合わせです。私、先程一気に見てしまいました。
岸井ゆきの扮する咲子は、スーパーの本部で働いており、今までまともな恋愛をしたことがありません。最近も、部署の後輩から告白されたのですが、その気持ちに全く気付いておらず、後輩は、本人の希望で、違う部署に移動してしまいます。
そんな時、「アロマンティック、アセクシャル」という、恋愛感情を抱かない体質の人間がいるということを、匿名のブログで知るのですが、それは咲子が働くスーパーの現場にいる、高橋一生扮する高橋でした。
ふたりは、お試しで家族になろうと、恋愛感情のない同棲を始めますが、そのことが濱正吾扮する、元カレの同僚のカズ君にばれてしまい、事はややこしくなってしまいます。
岸井ゆきのは、テレビのベストではないでしょうか?正統派の美人ではないのですが、咲子が男性にもてるのがわかります。そのため、大学時代に、苦い経験もするのですが、彼女が演じることで、えらくリアルに感じます。
高橋一生は、こういう少しこじれたキャラクターを演じさせると絶品です。幼少期に両親を縁を切り、祖母に育てられたという高橋は、まさにはまり役です。岸部露伴も人気になりましたが、私にはこちらのほうが好みです。
吉田恵里香の脚本は、台詞ひとつひとつが実に味わい深い。さりげない言葉に、さりげない毒も仕込まれており、人間の感情の機微も表現されております。大胆な展開があるわけでもないのに、全く退屈いたしません。これは相当なものです。
来週、後半が一気に放送されますので、実に楽しみです。
※皆さんからの情報は、本当にありがたいと思いました。これからも宜しくお願いいたします。