今回も、少し長文です。


 最近、昵懇になった読書のかたがおりまして、いつも素晴らしいコメントを頂戴するのですが、先日頂いたコメントのなかで、「お楽しみはこれからだ」の話が出てまいりました。


ご存知ですか?「お楽しみはこれからだ」。


これは、名著のなかの名著で、私にとってはバイブルのような本です。イラストレーターで、映画監督でもある和田誠さんが、キネマ旬報に連載されたコラムで、映画の名台詞を毎回四つ、イラストとともに紹介するもので、後に単行本になりました。


当時、中学生だった私は、この連載のおかげで、数々のクラシックな名作を知りました。「第三の男」、「カサブランカ」、「誰がために鐘は鳴る」、「お熱いのがお好き」から「総長賭博」、「網走番外地」まで、和田さんが、取り上げた台詞も、今でも覚えております。


何で、この本の話題になったかと申しますと、「カラオケ行こ!」のなかで、ジェームスキャグニーの「白熱」が出てきたことがきっかけで、この作品を私は、見ておりませんでした。


その方は、「お楽しみはこれからだ」で、この映画を知り、昔見ていたのです。このことを書いたコメントの一節だけで、私はこの方が大好きになりました。


例えば、「お楽しみはこれからだ」という本のことを、このブログに書けば、先ほど書いたように、誰が書いてどういう本でということを、説明しなければなりません。この本のタイトルも、ある映画のなかの台詞なのです。


そういう説明が、この方には、全く必要ないのですから、こんな楽なことはありません。本のタイトルだけで、すぐに共通の話題に入れるのです。


そして、恐らく私と同じ時代に、同じ本を読んで、同じような感銘を受けていたのですから、嬉しいことこの上ないのです。全国、いや全世界のこういう方々と出会えるのが、このブログの素晴らしさです。


そこで、ついでなので、とんでもないマニアックな話題をひとつ。  


「お楽しみはこれからだ」のなかで、取り上げられていた映画で、「悪魔の追跡」という作品がありました。ピーターフォンダとウォーレンオーツが主演で、キャンプ場で、新興宗教のある儀式を目撃したばかりに、その信者から追いかけ回されるだけの映画です。

 

ほとんどの方は、この映画のタイトルすら知らないでしょう。私も、全く期待していなかったのですが、これがとにかく面白い。ラストも、「えっ?」というものでした。しかし、映画雑誌でも、ほとんど取り上げられることはありませんでした。


そんななか、面白いと評価してくれたのが、和田誠さんと、映画評論家の重鎮だった双葉十三郎さんでした。恐らく、DVDなども出ていないと思います。配信なら尚更でしょう。


こういう、超マニアックなことを取り上げられるのも、このブログの特徴です。どんどんマニアックなことを、私に教えてください。ひょっとしたら、私が知っているかもあるかもしれません。


いま、私は、皆さんのコメントを読むのが、楽しくて仕方ありません。もっとワクワクさせてください。