昨日、アクセス数で、新記録が出ました。初の5000超えです。凄い数になったものです。


さて、BS-NHKの、日曜10時は、プレミアムドラマという枠なのだそうですが、ここのところの打率は驚異的で、私はほぼ見ております。


で、昨日から始まった、「団地のふたり」ですが、これが実に不思議な味わいがあります。


55にして、花小金井(!)からバスで数十分の団地に住んでいるのが、小泉今日子扮する野枝と、小林聡美扮する奈津子です。


野枝は、片道二時間の大学で、非常勤講師で働いており、奈津子は、あまり売れていないイラストレーターで、もろメルカリとおぼしきウルカイというサイトで、小銭を稼いでおります。


何が素晴らしいかと申しますと、野枝は出戻りなのですが、同居している両親が、橋爪功と丘みつ子、昔ヤンキーで、いまは塗装会社を経営している兄が、なんと(!)杉本哲太。


団地の住人が、名取裕子、由紀さおり、ベンガルと、絶妙なキャスティングです。どんどん空き室が増えている団地では、野枝と奈津子でさえ若手なのです。妙に色気のある名取裕子など、ジジイどもにモテモテです。


たわいもない日常が、淡々と描かれますが、小泉今日子と小林聡美の、全く力の入っていない、自然体の演技が素晴らしい。オープニングなど、取り寄せた野菜のグリルと、土鍋で炊いたご飯を食べるふたりの、何気ない会話がたまりません。キョンキョンなど、オーラを見事に消し去っております。それでも、そんなキョンキョンが、やたらと可愛いのです。


ふたりは、野枝の兄の、昔の持ち物を見つけて、片っ端からオークションにかけるのですが、ヤンキーだった兄が、オフコースやさだまさしの、ギターの楽譜本を持っていたのが、妙におかしいし、ドラマの最後には、奈津子の売り買いしたもの(彼女は通販オタクでもあるのです)が、値段とともに描かれます。


これね、私のような高齢者が見ると、やたらと面白いドラマです。同居の父の面倒くささや、とにかく口の軽い、由紀さおり扮する隣人など、とにかくリアルです。


私は、毎週録画確定です。来週は、団地では必ずおきる、ペット問題が描かれるようです。