今から、10年ほど前です。


「Nのために」というドラマを見ていた時に、映像の感性が、とても瑞々しいと感じました。


私は、テレビドラマの場合、まず脚本家に注目しますが、 演出家の名前を記憶することは、ほとんどありません。


しかし、この作品には、ディレクターの強い拘りを感じました。それが、塚原あゆ子という方でした。今でも読めますが、「Nのために」について、このブログを書いた時、「塚原あゆ子という名前を覚えておいたほうがいい」とはっきり記しておりました。


それから、「MIU404」、「最愛」、「アンナチュラル」そして「ラストマイル」と、今の充実ぶりは、言うまでもありません。


これは、勿論脚本家にも言えることで、「相棒」で飛び抜けて面白い回があり、それで古沢良太という名前を、自然と覚えました。


野木亜紀子は、「逃げるは恥だが役に立つ」は、そこまではまらなかったのですが、「重版出来!」や、「空飛ぶ広報室」で注目し、「アンナチュラル」で決定的になりました。


私が学生の頃など、インターネットなどは存在しなかったし、テレビドラマに関する本も、ほとんどありませんでした。なので、好きな俳優を基準にして見ておりました。


そのうち、同じ俳優が出ていても、面白いものとそうでないものが存在し、それが面白いほうに関しては、共通の名前が存在するこに気付きました。それが、倉本聰、市川森一、山田太一、向田邦子などでした。


なんの予備知識がなくても、飛び抜けた人達は、作品を見ていればわかります。


※わたくし、来週久しぶりに映画館に行ってまいります。さすがに、「ラストマイル」は、劇場で見たいです。作品は勿論ですが、ミコトや中堂、伊吹や志摩に再会してまいります。