赤塚真人さんが、亡くなりました。


赤塚さんを、最初に見たのは、日本テレビで放送されていた、青春ものだったと思います。あの少し高い声が、記憶に残っております。


それから、どれだけ赤塚さんを見たでしょう。映画、テレビドラマの区別なく、どこかにちらりと出てきては、妙に印象に残りました。


特に、「太陽にほえろ」や、「相棒」シリーズの犯人や、「鬼平犯科帳」における小悪党の役では、どちらも頻繁に登場しておりました。前者は、小心な犯罪者、後者は、どこか憎めない盗人で、身分を隠している長谷川平蔵に対して、「だんな、あっしゃあ、だんなが好きなんでさあ」などと言って、すぐ信用する人の好さが滲み出ておりました。


映画では、山田洋次作品に、数多く出ており、山田監督に、重宝がられていたのが、よくわかります。


私がびっくりしたのは、ネットにニュースがあがると、たくさんのコメントが入ったことで、色々な人達の心のなかに、様々な印象を与えていたのだなあと、改めて思いました。


まだ若いと思っていたのですが、もう73だったのですね。そして、東北訛りだと思っていたのは、茨城だったと、初めて知りました。


掛け値なしの、バイプレーヤーでした。


合掌。