そういえばここ最近、才能のある脚本家が、次々と出てまいりましたが、これがほとんど女性なのです。


私は、向田邦子や大野靖子、小山内美江子らで育った世代ですから、野木亜紀子や安達奈緒子、渡辺あや、奥寺佐渡子、藤本有紀らでも、若手だと思っていたのですが、さらに続々と新たな才能が続いております。


長田育恵は、「らんまん」や、今日、最終回を迎える、「燕は戻ってこない」で、私も驚くほど、完成度の高い脚本を書いております。


蛭田直美は、「舟を編む」で、本来、主人公ではない女性をヒロインにして、大胆な脚色を行いました。


吉田恵里香は、なんといっても「虎に翼」です。何年に一度というレベルの朝ドラです。


そして、先ほど書いた、生方美久です。みなさん、これからが本当に楽しみです。


と、ここまで書いて、ふと気付きました。生方美久以外は、ほぼNHKが主戦場です。


NHKは、朝ドラでヒロインを演じさせることで、続々と新しいスターを輩出しておりますが、脚本家も同様なのですね。


蛭田直美さんなんて、間違いなく数年後には、朝ドラを書いているでしょう。