いま、BSでは、「オードリー」の再放送と、「虎に翼」が、連続して見られます。


改めて、「オードリー」を見ると、ヒロインの美月を演じている岡本綾は、表情の変化が、ほとんどありません。新人だから、仕方ないのですが、何せ相手役が、長嶋一茂ですから、これはかなりきつい。


しかも、周りは、大竹しのぶ、段田安則、藤山直美、國村隼と、化け物だらけですから、余計このふたりの拙さが目立ちます。


同じ新人でも、堺雅人や佐々木蔵之介、そして拓ボンこと、川谷拓三の息子である、仁科貴は健闘しているため、ふたりだけ浮いてしまいます。


ただ、長嶋一茂は、元々無表情なキャラのため、そこまで目立ちませんが、美月のほうは、アップも多いため、これは厳しい。


翻って、寅子に扮する伊藤沙莉は、こちらは巧い。喜怒哀楽が見事です。まあ、すでに新人ではなく、子役から揉まれてきておりますので、比べるのは可哀想なのですが、続けて見せられると、どうしても比較してしまいます。


ここ最近の、朝ドラのヒロインは、オーディションではない場合もあり、みなさん達者です。


「オードリー」は、放送から四半世紀経っております。堺雅人も佐々木蔵之介も、今や立派な看板俳優です。


岡本綾は、色々あり、引退してしまいました。経験を積んだ彼女も見てみたかったものです。