「TOKYO VICE」が、完全に終了することが発表されました。
最終回が終わった時点で、私もそのことを書こうと思っておりましたが、これ以上続けようがない終わり方だったのです。
日本のヤクザそのものを牛耳ろうとしていた、谷田歩扮する戸沢と、笠松将扮する佐藤たちとの抗争に決着がつき、渡辺謙扮する片桐も、これからのことを決心します。
つまり、アメリカのテレビシリーズで良くある、次のシリーズに引っ張る要因が、まるでないのです。
恐らく、「将軍」に比べて、アメリカでは万人受けしなかったのでしょう。それくらい、かなりディープなヤクザ組織を、丹念に描いておりました。
だから、私のような、このてのヒリヒリするような作風が大好物な人間には、たまらないのですが、ごく普通の方々、特にアメリカでは、厳しかったのだと思います。
いま、日本の地上波では、配信やWOWOWで放送されたドラマが、再放送されておりますが、この作品は、地上波では色々と厳しいと思います。
「おや?」というシーンも、いくつかはありますが、いまの日本の極道ものよりは、数段上です。それは、私が保証いたします。
このドラマを見るために、WOWOWに再度加入して、本当に良かったと思います。