この間、「クライシス」の再放送を見ておりましたら、ほんのちょい役で、岡部たかしが出ておりました。


そんなに昔のドラマではありませんが、私も全く気付いておりませんでした。それくらい、岡部たかしという役者は、世間一般的には、本当につい最近認知されました。


私は、阿部サダヲと松たか子が組んだ、坂元裕二の、「スイッチ」で、どこか憎めない悪役を演じていたときに、そういえばこのひと、やたらと最近見るなと気付きました。


見直すと、坂元裕二の作品には、たいがいどこかに出ております。そして、「スイッチ」が放送された、2020年あたりから、露出の度合いは顕著になります。


次第に役が重くなり、「十七才の帝国」、「あなたのブツがここに」、そして「エルピス」に繋がります。


だから、私は、ドラマが始まる前に、口の悪いプロデューサー役で岡部たかしという報道があったとき、このブログに、岡部たかしが化けると書きました。


私が、かつて知っている、いわゆるテレビ屋と呼ばれていた頃のプロデューサーに、イメージがぴったりだったからです。そして、私の予想以上に、そこに岡部たかしははまりました。


今朝の「あさイチ」でも、博多華丸が力説しておりましたが、「エルピス」における、プロデューサーは、あの!長澤まさみを、おばさん呼ばわりするように、とんでもないキャラでしたが、岡部たかしは、とにかく見事でした。そりゃ、あのドラマを見ていた関係者が、放っておくわけがありません。


岡部たかし、遅咲きでしたが、これからますます活躍するでしょう。