「虎に翼」ですが、ドラマの展開が、恐ろしく速い、と、いうか、定番的な描写を、かなりすっ飛ばしているのです。


例えば、寅子の出産シーンは、全くありません。東京大空襲も、あっさりしたもので、終戦の玉音放送も、ありませんでした。


要するに、わかりきっている事柄は、描かないのです。そこは、このドラマは徹底しております。


出産に伴う苦痛も、無事産まれた時の喜びも、戦争が負けたことも、散々今までのドラマで描かれてきたので、別にいいでしょ?ということなのでしょうか。


不思議なことに、それで物足りなさは感じません。むしろ、ダラダラした展開にならないので、快調なテンポに感じます。


恐らく今週は、さらに怒涛の展開でしょうが、ますます面白くなりそうです。


※岡部たかし扮する父親は、火薬を扱っておりましたから、肺をやられたのではないでしょうか?