「虎に翼」は、相変わらず好調です。


以前にも書きましたが、ドラマは勿論ですが、尾野真千子のナレーションが、どんどんのってきております。もう、完全に、ひとりの登場人物なのです。


私は、ドラマの後半に、「カーネーション」の糸子が、ゲストで出てくるような気がしております。だって、あのナレーションは、糸ちゃんのまんまなのです。彼女も寅子同様、男女の壁に苦しみました。


さて、伊藤沙莉扮する寅子は、ついに念願の弁護士になりました。しかし、そこでも男女の壁は厚く、全く弁護をさせてもらえません。


かつて、両親が言っていた、地獄の意味をかみしめる寅子ですが、結婚することで、打開しようと試みます。職業婦人なんて言葉もありました。


ここで、タイトルの「虎に翼」ですが、翼とは、異なる羽と書きます。虎に翼とは、無敵という意味なのだそうですが、なにせ異なる羽です。簡単には武器にはなりません。


しかし、使いこなせるようになれば、最強の武器となります。その日は、まもなくやってくるのでしょう。


※この時代に、女性がビールを飲むか、などと、つまらない指摘がありましたが、単純にドラマとして、これほど面白いものは、そうはありません。