「老害の人」は、俄然面白くなりました。伊東四朗扮する福太郎の、自覚のない老害が、抜群です。


若手経営者を前に、いかに自分たちが優れているかを、滔々と話し続け、平成産まれの専務など、ガキ扱いする。持論以外は一切受け付けない。なぜなら、自分は間違っていないのだから。


こんな老人を、伊東四朗が演じるのですから、つまらないわけがない。そこに、強烈なクレーマーの、三田佳子まで出てくるのですから、たまりません。


私が、素晴らしいと思ったのは、エンディングテーマが、日替わりなのです。そして、そのことを、私のブログの読者は、きちんと見抜いておりました。


初回で流れたのは、山本潤子による、「さらぱ恋人」のカヴァーでした。そのことは、ドラマのスタッフブログにも書かれておりましたが、「第一話の最後に流れたのは」の一文で、第二話は違う曲が流れるのではと、読者のかたから、コメントを頂いたのです。


「舟を編む」ではありませんが、文章をきちんと読解できる方は、素晴らしいと思います。


ちなみに、今回は、「歓送の歌」という曲で、私は知らなかったのですが、小椋佳が作り、布施明が唄ったのだそうです。


ただ、声で、「最後の雨」の中西保志だということは、すぐにわかりました。「さらぱ恋人」に「歓送」すなわに、歓んで送るです。なかなか意味深なチョイスです。