木村拓哉主演の、「believe  君にかける橋」が始まりました。


脚本の井上由美子とは、何度もタッグを組んでおりますが、彼女が脚本を担当した、「BG」から、上川隆也と斎藤工、「緊急取調室」から、天海祐希に小日向文世と、大変豪華ですが、いつかどこかで見たようなキャスティングです。


建設中の橋が崩落して、設計を担当した、木村拓哉扮する狩山が、その責任を被り、裁判にかけられるのですが、執行猶予がつかず、彼は服役することになります。おそらく、自分をはめて、事故の責任を全て背負わされたことに気付き、脱獄して、冤罪を晴らすというストーリーなのでしょう。


ストーリーは、退屈しません。一時間があっという間です。退屈はしませんが、初回に色々てんこ盛りで、ゲップが出そうなほどお腹いっぱいです。


何より、「逃亡者」と、「ショーシャンクの空に」をごっちゃにしたような、あまりにどこかで見たことがあるようなお話で、いま、これを見なければならないと感じるかどうかが、私にもわかりません。


今の日本では、脱獄して逃げ切るというのは、ほぼ不可能です。ひとつ間違えると、そんなわけねえだろとなりかねない大法螺話を、いかに

まことしやかに見せるかが、脚本の井上由美子にかかっております。