BS日テレで、WOWOWで製作された、「アキラとあきら」が放送されております。


向井理と斎藤工のダブル主演で、あの池井戸潤の原作のドラマなのですが、これは大変良く出来ており、後に横浜流星と竹内涼真で映画化されているのですが、作品としてのクオリティは、ドラマに軍配があがります。


私が絶賛した、「舟を編む」もそうですが、こちらは映画も大変良かったのですが、好みでは、私は、テレビドラマのほうを選びます。


やはり、連ドラのほうが、放送時間がたっぷりあるため、より丹念に描くことが出来ます。映画は、二時間から、長いものでも三時間弱ですので、どうしてもはしょらなければならない部分が出てまいります。


「ロクヨン」の映画は、前後編で作られたため、時間としては連ドラとさほど変わらないのですが、こちらはずいぶん余計なことをしておりました。


そうなのです。映画化が必ずしも最良とは限らないのです。テレビドラマにはテレビドラマのメリットがあるのです。


以前にも書きましたが、よくネットで見受けられる、映画化したい大河ドラマだの、映画化したい朝ドラなんてのは、愚問以外の何物でもありません。


半年や一年かけて描いたものを、どうやって映画にするというのでしょう?