いま、WOWOWでは、松田優作特集が放送されております。普段、あまり見られない作品もあり、「太陽にほえろ」でブレイクするところから、リアルタイムで見ている私には、大変ありがたい企画です。


そんななかに、私の知らない映画がありました。「クラブ  デジャブ」です。これは、松田優作の一周忌に行われたコンサートのドキュメンタリーで、原田芳雄が企画し、崔洋一が監督したもので、生前の優作さんと縁のあった方々が多数出演しておりますが、これがまたとんでもないメンバーです。


原田芳雄は勿論ですが、水谷豊、桃井かおり、宇崎竜童、内田裕也、原田美枝子、石田えり、世良公則、白竜、シーナ、鮎川誠、竹田和夫、仲野茂、エディ藩、BORO、他にもたくさんの俳優、ミュージシャンが出ております。


先日、放送された、原田芳雄さんのコンサートのドキュメンタリーと、最も違うところは、余計なことをしていないということで、コンサートそのものだけに集中しております。


優作さんの歌を、みんながカヴァーするので、正直ほとんどの歌は、初めて聴くものでしたが、実に味わい深いものばかりで、ラストに全員で合唱する、優作さんが愛したという、BOROの「天国は遠くの街」という歌は、感動的ですらありました。


優作さんが兄貴と慕っていた、芳雄さんのバースデーライブと、立て続けに見られたというのも、何かの縁でしょう。


※優作さんのことを恩人といっていた、石橋凌が出ていないので、おや?と思いましたが、このコンサートでは裏方に徹していたそうで、桃井かおりが、名前を出すなと言われていたそうですが、最後にステージにあげて紹介しておりました。