「不適切にもほどがある」の初回を見たとき、私は、大傑作の予感と書きました。そして、その予感は、どうやら当たっていたようです。


何から書きましょうか?


何もしなければ、阿部サダヲ扮する市郎と、河合優実扮する娘、純子の親子は、阪神淡路大震災で亡くなってしまいます。


その事を知ってしまった市郎が、震災を回避しようとすれば、仲里依紗扮する、市郎の孫にあたる渚の運命も変わってしまいます。


このドラマは、ハッピーエンド以外あり得ないと思っておりましたが、どう着地するかは、本当に見当がつきませんでした。


最後の最後のキーマンは、やはり小野武彦でした。「バックトゥザフューチャー」の、ドクのような出で立ちの小野武彦に、大笑いしましたが、細かな理屈ではなく、穴ひとつで希望を見せてくれました。


もうね、何もかもがてんこ盛りでした。青島幸男と萩原哲晶がクレイジーキャッツに書いたような曲で繰り広げるミュージカルシーンは、今までの登場人物が総出演でしたし、サプライズは、まさかまさかのクリーピーナッツで、彼らは井上君の教え子という設定で、教頭になった市郎が、未来の音楽を教え子に披露させるという、とんでもない見せ場を用意しました。


これは、宮藤官九郎の到達点かもしれません。こんなドラマが、地上波で見られて、本当に幸せでした。


※そういえば、「バックトゥザフューチャー」も、三作続いたのです。それも、ありだと思います。


まだまだ書くことがありますので、続きは後程。