昔、かかりつけの病院の先生に、言われたおとを思い出しました。サプリメントについて聞いた時のことです。

 

「○○さん、薬はね、確かに副作用があります。どこかに効けば、どこかにダメージを受けることはあり得ます。サプリメントは、薬ではありません。つまり、毒にも薬にもならないのです。それなのに、やれ歩けるようになった、疲れなくなった、副作用はない、そんなものがあれば、医者や薬はいらないでしょう」。


いま、紅麹なるものが、大変な問題になっております。腎機能に疾患を与える可能性があり、死亡した方もいるというのです。


毎日飲み続けているものに、毒性のあるものが入っているとすれば、これはえらいことです。しかも、様々な食品にも使用されているというのです。そうなると、被害の度合いを調べようがありません。


テレビでは、他人事のように報道しておりますが、一番被害を出している、紅麹のサプリは、そのテレビの通販で、さも身体にいいのだと、売っていたものではないのですか?


今もテレビでは、わけのわからないサプリが、どこそこに効いたと、絶え間なく宣伝しております。ただし、「あくまで個人の感想です」と付け加えて。感想ですから、効いたような気がしただけでも構わないということでしょう。


私は、産まれてこのかた、このてのサプリを買ったことがありません。そもそも信用しておりません。かかりつけの病院の先生が、仰っていたように、毒にも薬にもならないどころか、毒にはなっていたのですから、恐ろしい話です。