昨年、NHKのBSで放送された、「家族だから愛したんじゃなく、愛したのが家族だった」が、NHKの地上波で、再放送されるそうです。


このドラマが放送されたとき、私は、何度か河合優実という女優の素晴らしさについて書きました。父親が早くに亡くなり、母親は車椅子、弟はダウン症という、強烈な境遇のなか、彼女が扮する七実は、実に飄々と日々を過ごしていきます。


福地桃子扮する友達は、母親が怪しげな水の販売にはまっているのですが、七実はあえてマルチとあだ名をつけて、普通に接します。その自然さを、放送当時も私は、絶賛しました。


だからこそ、私はずっと、河合優実は、大変な女優だと書いてきたのです。そして、そのことは、「不適切にもほどがある」のなかの、純子という強烈なキャラを演じることで、世間一般に知られることとなりました。


どうか、普通の役(そこまで普通でもありませんが)の河合優実をご覧ください。


※ちなみに、「不適切にもほどがある」で、夫を演じた錦戸亮は、ここでは彼女の父親です。これがまたいいのです。