いま、「空飛ぶ広報室」の再放送を、毎日見ております。リアルタイムでも見て、大変面白かったことを記憶しておりますが、改めて見ると、さらに色々発見もございます。


私も、この頃から、野木亜紀子という脚本家を、意識し出したのですが、野木さんは、テレビドラマにおいては、やはりTBSとの相性が抜群です。このドラマでも、後に「罪の声」でタッグを組む、土井裕泰が、演出とプロデュースを兼ねております。


新垣結衣と綾野剛の組み合わせも新鮮でしたが、柴田恭兵、水野美紀、生瀬勝久、要潤、ムロツヨシと、大変豪華なキャスティングで、ブレイクする前のムロツヨシと、とにかくどんなキャラでも難なくこなす、生瀬勝久が目に止まります。


生瀬勝久は、新垣結衣扮する稲葉リカが働くテレビ局のプロデューサーなのですが、その佇まい、言動、全てがテレビ屋です。昔も、あのような人達が、若手を鍛えてくれました。


そして、有川浩の原作があるとはいえ、ここまでの脚本を作り上げる、野木亜紀子の筆力には、唸るしかありません。とにかく退屈させないし、登場人物のキャラクター設定が見事です。


オリジナルの、「アンナチュラル」や、「MIU404」で、彼女の名前は不動のものになりましたが、マンガや小説の原作ものを、ひたすらこなしていた彼女のキャリアは、伊達ではありません。


まだ半分残っておりますので、未見のかたも、一度見た方も、ぜひ。


※ドラマに登場する、カリスマバンドのボーカルは、なんと!間宮祥太郎でした。他にも、色々な方々が、意外な役でゲスト出演しております。