「不適切にもほどがある」は、こうきましたか。


予想通り、古田新太は、阿部サダヲ扮する市郎の義理の息子でした。河合優実扮する娘、純子の夫です。


しかも、若い頃を演じるのは、錦戸亮です。錦戸亮が歳を重ねると古田新太になるというのは、相当ぶっ飛んでおります。


錦戸亮扮する犬塚は、ディスコの黒服でした。女子大生になり、モデルのバイトをしていた純子は、同日大流行していたディスコで知り合い、いわゆる出来ちゃった結婚で、その子供が、仲里依紗扮する、後の渚でした。


ディスコブームが去り、犬塚は、神戸にある実家のテーラーを継ぐことになります。そうです。初回で渚は、阪神淡路の震災の年に、母親は亡くなったと告白しておりました。


純子は、震災で死んだのです。しかも、続きがありました。その日は、ずっと結婚に反対していた市郎が、初めて純子たちのところを訪れた時だったのです。


「俺の家の話」では、長瀬智也扮するブリザード寿を、宮藤官九郎は死なせました。今回は、未来にいる市郎が、自分と純子の運命を知ってしまったのです。


1986年に戻り、その記憶が保たれていれば、ふたりは震災を避けることが出来ますが、そうなるとタイムパラドックス、すなわち、後の歴史が変わってしまいます。


宮藤官九郎は、どういう着地点に到達するのか、このドラマには、ハッピーエンドが似合うので、純子が亡くなったままとは思えないのです。


※私の自慢のひとつですが、「俺の家の話」のなかで、寿がプロレスの試合で死んだのではないかと、最終回の前に書きました。私が知る限り、このことに気付いた方はおりませんでした。


2021年3月20日の私のブログを、どうぞご覧ください。一語一句いじっておりません。


今回の、細かなギャグについては、改めて。