お正月に放送予定だった、小田和正のドキュメンタリー、「こんどこそ、君と!」が、ようやく放送されました。
小田さんのツアーに、番組のスタッフが同行し、コンサートそのものは勿論ですが、バックステージの様子も、かなり綿密に描かれておりました。
昨年と一昨年のツアーですが、もろにコロナの影響を受けた時期です。小田さん自身も感染したり、途中で台風に遭遇したりで、順風満帆とはいきませんでした。長年連れ添ったツアーメンバーが、ひとり亡くなってもおりました。
カメラは、ある意味残酷です。小田さんも、今や後期高齢者です。バックステージでの彼の姿は、やはり老いが目立ちました。
それでも、アリーナクラスの会場を、全てソールドアウトにする、彼の動員力は衰えておりません。ツアーが始まった、福島の会場には、全国各地のイベンターが、わざわざ足を運んだほどです。
惜しむらくは、長いツアーのため、一時間半の番組にすると、曲に関しては、ほとんどフルコーラスは聴けないということです。
それでも、あの歌声は、未だ健在です。戦友とも呼べる同世代のミュージシャンが、次々とコンサートから撤退したり、亡くなったりしているのに、小田和正は、現役なのです。
そして、小田さんを待ち焦がれるファンも、山ほどいるのです。ファンも、サポートするミュージシャンたちも、みんな歳をとりましたが。
※今朝、ワイドショーで、東京ドームで開催された、スナックJUJUが取り上げられておりましたが、ゲストで登場した、小田さんの様子を見て、愕然としました。
ドキュメンタリーでは、歌声に違和感はなかったのですが、今朝見た小田さんの声は、全くの別物でした。あの、完璧主義の小田さんは、そこにはおりませんでした。
大変悲しいことですが、小田さんのカウントダウンも、始まったようです。