「不適切にもほどがある」は、初回を見て、傑作の予感がすると、私は書きました。そしてそれの予感は、どうやら当たったようです。


「俺の家の話」から、実に三年ぶりの地上波での連ドラは、とんでもないクオリティです。いま、これだけのドラマを、民放の地上波で見られることを、私たちは感謝しなければなりません。


大方の予想通り、仲里依紗扮する渚は、阿部サダヲ扮する市郎の親族でした。ふたりが接触しようとすると、タイムパラドックスが発生し、電流のようなものが起きるのも、そのせいでした。


ラストで、謎の存在だった古田新太が、ついに初登場して、役柄が判明しましたが、鼻に管を入れており、これまた色々ありそうです。


そもそも、1986年には、携帯の基地局など、そんなにあるわけもなく、今のスマホが使えるはずがないのですが、タイムリープの仕方が適当なのと同じく、どうせ法螺話だからと割りきって、小理屈をこねずに何でもありになっており、それが面白さを増幅させております。


渚の話の通りであれば、市郎の娘の純子は、関西の震災の年に亡くなっていることになります。ますます、展開が楽しみになってまいりました。


※今回のミュージカルは、矢沢永吉とシュガーでした。まあ、よく思い付きますわ。


お父さん世代の歌謡曲が、今では軒並みコンプレックスに引っかかるというのも笑わせました。


島津ゆたかの「ホテル」に、ジュリーの「カサブランカダンディ」ですからね。おニャン子クラブなんか頭がおかしいというレベルです。


これに来週は、八嶋智人が再登場するは、かつて河合優実と親子を演じた錦戸亮(ごめんね青春!)が出てくるはで、もう楽しみしかありません。