ようやく、新しいドラマについて書けます。


大島里美という方は、TBSと相性が良いのかもしれません。


特に、「凪のお暇」、「妻、小学生になる」と、最近は特に打率がいい。


西島秀俊と芦田愛菜主演の、「さよなら、マエストロ」は、その大島里美の新作です。


海外で、指揮者をしていた、西島秀俊扮する俊平は、石田ゆり子扮する、静岡にいる妻の志帆から電話をもらいます。ふたりは、離婚寸前なのですが、志帆が仕事で、パリに行くため、その間、ふたりの子供の面倒をみてほしいと言うのです。


五年前に、指揮者を辞めていた俊平は、食べられない時代に志帆に食べさせてもらっていたため、仕方なく帰国します。


俊平には、ふたりの子供がいるのですが、芦田愛菜扮する、娘の響とは、あることをきっかけに、関係がこじれております。


市では、市民参加のオーケストラの存続でもめておりました。ちょうど、指揮者不在のため、俊平に声がかかりますが、彼は頑なに拒みます。しかし、玉山鉄二扮する古谷や、宮沢氷魚扮する森の熱意に、次第に心を開きます。


市議会で、オーケストラへの予算の廃止と、解散が決まりますが、俊平は既に決まっていたコンサートの指揮を引き受けます。


始まったばかりですが、団員それぞれが、何かを抱えており、恐らくこれから団員になるであろう人達も、ちらりと描かれております。何より、俊平と響の仲が、なぜこじれてしまったかもわかっておりません。


面白いです。玉山鉄二や宮沢氷魚以外にも、石田ゆり子、新木優子、津田寛治、西田敏行、當真あみ、大西利空、佐藤緋美、淵上泰史ら、バラエティーに富んだ方々が、まわりを固めております。


特に、私が何度か書いた、淵上泰史と、「ケイコ  目を澄ませて」に出演していた佐藤緋美は、特に注目しております。


最後の最後に、「えっ?」という展開もありました。これは、かなり期待できそうです。


※西島秀俊と石田ゆり子は、何度めの夫婦でしよょう?しかし、なぜか大概、うまくいっておりません。下手をすると殺されておりました。


それともうひとつ。


宮沢和史の息子の宮沢氷魚と、浅野忠信の息子の佐藤緋美が、共演しているというのも、時の流れを感じます。