大河ドラマ、「光る君へ」が始まりました。


平安という、あまり馴染みのない時代が舞台で、しかも大河史上、最も地味といえるキャスティングですので、視聴率が不安視されておりましたが、初回で12%という、ワーストのスタートでした。


お話自体は、悪くありません。さすが大石静といった、メリハリの効いたストーリー展開で、しかもラストで、「えっ?」という結末を用意しておりました。


何より、藤原道兼を演じた、玉置玲央が抜群です。井浦新扮する兄の道隆にコンプレックスを持ち、粗暴で短絡的な道兼を、見事に演じております。


「大奥」では、平賀源内を尊敬する医師を演じて、私も絶賛しましたが、これで彼は、一気に化けますね。こういう典型的なヒールは、実は儲け役なのです。


ヒロインである、吉高由里子扮する、まひろ、こと紫式部と、柄本佑扮する藤原道長は、来週からの登場ですが、私は結構期待しております。ただ、視聴率的には、厳しいでしょう。


※しかし、よくぞこれだけ、お公家さん顔を揃えたものです。


段田安則、佐々木蔵之介、本郷奏多、高杉真宙、井浦新、そして玉置玲央。みんなお公家さんに見えるから大したものです。