ここしばらくは、「相棒」の、初回と最終回は、必ず輿水泰弘の脚本でした。ドラマの最初から、唯一関わっている、今までの「相棒」のメインの脚本家です。


先日、書いた通り、今シーズンの初回から、輿水さんは外れました。私は、てっきり、今シリーズが最後で、最終回を書いており、そうはいっても、途中で何本かは書くとばかり思っておりました。


来週まで、全く書いておりません。そして、今シーズンが最後というアナウンスもありません。


と、いうことは、輿水さんは、「相棒」から、降板したということなのでしょうか?


かつてのように、戸田山雅司、櫻井武晴、そして古沢良太や太田愛が書いている頃なら別ですが、監督の和泉聖治が降板してから、初期を知る人は、もう輿水さんしかいませんでした。だから、この長い人気シリーズの最後を飾るなら、輿水さんしかいないのです。


ただ、悲しいかな、ここ最近の輿水作品のクオリティは、かなり落ちておりました。20年以上書いているのですから、やむを得ません。


そのことを踏まえて、本数を減らしているのかもしれませんが、せっかく幕引きのために、亀山薫まで戻ってきたのです。本当のラストは、輿水作品にしてほしいものです。