毎年恒例の、あくまで私個人の、ドラマ大賞であります。


助演男優賞

阿部寛「VIVANT」


「トリック」以来、久し振りに、阿部寛の不気味の笑顔が見られました。何を考えているかわからない、神出鬼没の阿部寛は、実に楽しい。「VIVANT」の成功は、阿部寛がいなければあり得ませんでした。


他には、

松山ケンイチ「百万回言えばよかった」「どうする家康」

高橋克典「舞い上がれ」

玉置玲央「大奥」

本田博太郎「罠の戦争」

が、印象に残りました。


助演女優賞

生見愛瑠「日曜の夜ぐらいは、、、」


私は見ておりませんが、「セクシー田中さん」も良かったそうですね。


今年の発見は、彼女です。いわゆる美形なので、ルックスに目がいってしまいますが、滑舌が素晴らしい。ちくわぶ工場で働く、見た目が良いばかりに、周囲から嫌われてしまうというキャラを、見事に演じておりました。


矢田亜希子「日曜の夜ぐらいは、、、」

仲間由紀恵「大奥」

といった、ヒールも抜群でしたし、

井川遥「下剋上球児」「罠の戦争」

は、良いポジションに到達しました。


主演男優賞

草彅剛「罠の戦争」

ここ数年の、草彅剛は、主演、助演に関わらず素晴らしい。「デフヴォイス」も含めてです。


他には、

堺雅人「VIVANT」

鈴木亮平「下剋上球児」

唐沢寿明「フィクサー」

中村倫也「ハヤブサ消防団」

です。



主演女優賞

河合優実「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」


主演女優が、一番悩みました。これは、今後の期待も込めてです。彼女は、まだまだ伸びます。おそらく、来年は、さらにブレイクするでしょう。


清野菜名「日曜の夜ぐらいは、、、」

松岡茉優「フェンス」

冨永愛「大奥」

鈴木杏「大奥」

皆さん、素晴らしかったのですが、「大奥」のふたりは、全編通しての主演ではないため、河合優実を選びました。


作品賞

「日曜の夜ぐらいは、、、」


私のなかでは、今年の一番です。何度も繰り返し見たのは、今年はこのドラマだけです。これは岡田惠和の、令和の「想い出づくり。」です。


あの、「日曜の夜に、死にたくならないひとは幸せ」というセリフが、今でも心に残っております。


他には、

「VIVANT」

「大奥」

「フェンス」

「ハヤブサ消防団」

「いちばんすきな花」

で、「いちばんすきな花」が、終盤になって、どんどん面白くなるのには、驚きました。


今年は、個人的には、物心ついてから、初めて入院したり、つい先日など、コロナにぎっくり腰と、まさに満身創痍でした。

 

また、山田太一さんなど、今年も私の大好きな人達が、たくさん亡くなりました。そして、山田さんのような、テレビドラマの大功労者に対する、今のテレビの冷たさ、無神経ぶりは、わかっていたとはいえ、愕然といたしました。


来年は、少しでも、良い年になりますように。