例の、ジャニーズ事務所の記者会見が終わり、各業界のスタンスが、見えてまいりました。


一番の共犯である、テレビ局は、木で鼻をくくったようなコメントを、それぞれアナウンスして、要するに、タレントに罪はないということにして、何も変わらず、テレビに出ております。


ところが、コマーシャルに起用していた企業は、そうはいきませんでした。続々とジャニーズタレントを切り始めました。


ワイドショーなどでは、グローバルに展開している、メジャーな企業は、このような性加害を行ったトップがいる芸能事務所に所属するタレントをコマーシャルに使えば、企業倫理を問われるため、このような対応をしていると、まるで他人事のように解説しております。


そんな、高尚なものですかねえ。


私は、日本特有の対応だと思っております。


とりあえず、他の企業の様子を見る。どこかがジャニーズのタレントとの契約を切ったら、自分たちも追随する。


すんませんなあ、わしら、別に構わないのですが、よそさんが契約を解除したら、上がうるさいのですわ。ほとぼりが覚めたら、またお願いしますわ。こんなところです。


要するに、多数のほうにいたいのです。安全なほうにいたいのです。


これは、かなりこたえます。一社数千万と言われているギャラが吹っ飛ぶのです。あっという間に何億、何十億のお金が入らなくなるのです。これからまだまだ増えるでしょう。


しかも、そんなスポンサーが増えれば、タレントに罪はないと言っていたテレビ局も、本当に使い続けるでしょうか?民放は、スポンサーには逆らえません。


コマーシャルは、木村拓哉だろうが、嵐だろうが、片っ端から切られております。


しかも、かっこいいお兄ちゃんは、今ではジャニーズの独占ではありません。代わりはなんぼでもいるのです。


私の予想よりも、遥かに早く、事態は進んでおります。