いま、私の地方では、「離婚弁護士」が再放送されております。
改めて思います。この作品に、天海祐希のスタンダードがあります。
それまで、テレビにおいては、なかなか当たり役に巡り会えなかった彼女が、まさに、ザ、天海祐希として登場したのです。
「BOSS」も、「緊急取調室」も、この延長上にあります。美人なのに独身、もしくはシングルマザー、仕事は出来るが色気は皆無。何をしても男勝り、これが天海祐希です。
このドラマの脚本家のメインは、林宏司です。林さんは、この後「BOSS」でも、天海祐希のキャラを、より確かなものにいたしました。
そう、天海祐希×林宏司は、絶妙のコンビだったのです。
しかし、ここドラマですが、2004年ですって。今から、ほぼ20年前です。
玉山鉄二、ミムラ、佐々木蔵之介、竹野内豊、陣内孝則、そして津川雅彦!
いいメンバーですねえ。これに行きつけの店の、何やら訳ありの板前として、まだブレイクする前の、松重豊が加わるのです。この頃の松重さんは、捕まる側か捕まえる側のどちらかでした。
ゲストもバラエティーに富んでおり、のっている頃のフジテレビのポテンシャルが、よくわかります。今見ても、古さはほとんど感じません。挿入歌のノラジョーンズなど抜群です。
こういうドラマが、見たいのです。