「罠の戦争」ですが、ラスト近くの、岸部一徳と小野了のふたりを見ていて、「相棒」の、小野田官房長と、中園参事官のことを思い出しました。
先日、本田博太郎扮する、犬飼大臣と、「相棒」における、朱雀官房長官のことを書きましたが(鷲津に、子供の苛めのことを相談に来た市役所職員の名前も、朱雀でした)、そういえば、最終回だけに出てきた、神保悟志は、千葉県警の刑事ですが、彼と言えば、大河内首席監察官であります。
岸部一徳扮する鶴巻と、小野了扮する蛭谷の関係性など、もろ、「相棒」です。しかも、結果的に、自分を引退に追い込んだ、高橋克典扮する龍崎総理大臣が辞任し、自分の子飼いで、幹事長の後釜だった蛭谷が、後任の総理になり、自分の意向を反映できるのですから、万々歳です。まさに小野田官房長の深謀遠慮を思い出します。キャスティングのあちこちに、「相棒」へのオマージュを感じるドラマでした。
ちなみに、井川遥扮する鷲津の妻、可南子は、離婚後に立候補しますが、旧姓は何と雛田でありました。
鷲の雛であります。これから、雛が成長していくのでしょう。
※それにしても、です。
高橋克典扮する、龍崎総理大臣は、半社との関係が暴露されて、総理を辞任しますが、ドラマのほうがましですわ。ちゃんとお金を払ってますので。
だって、現実では、総理になる前とはいえ、自分が支援する候補と対立する相手を中傷するビラを、反社にやらせて、しかも金をけちってその筋のかたを怒らせ、自宅に火炎瓶までぶちこまれたことがばれても、やめないのですから。