昨日の、「どうする家康」は、なかなかの回でした。
今川に囚われていた、有村架純扮する瀬名と、その両親の、渡部篤郎扮する関口氏純と真矢ミキ扮する巴は、処刑を間近に控えておりました。
徳川の奇襲により、野間口徹扮する鵜殿家の子供ふたりを生け捕りにして、人質の交換を目論見ます。
松重豊扮する石川数正が、交渉に行くのですか、溝端淳平扮する今川氏真は一蹴します。子供を含めれば、徳川の人質は五人です。二人と五人の交換などあり得ないと。
関口夫婦は、攻めは自分たちが負うから、瀬名親子を助けてくれと懇願します。その時、ふたりは、瀬名に笑うことを命じます。
彼女は無事、助かりますが、間違いなく両親は処刑されております。そのことを瀬名は、一生背負わなければなりません。
家康と再会したとき、瀬名は微笑みます。しかし、それは、安堵の微笑みではありません。
そして、そのことは、後の瀬名と息子のことを思うと、あまりに切ない。家康は、必死の思いで助けた、自分の正妻と実子を、自分の命で殺さなければならなくなるのです。恐らくその時も、瀬名は微笑むのでしょう。
普通、瀬名、すなわち築山殿は、池上季実子や、菜々緒のように、いかにも男勝りな、気の強そうな方がキャスティングされておりました。
それを、あえて!有村架純をチョイスしたことが、この先のドラマに生きてくると思います。
※先日の、山田裕貴のツイートを受けて、私は、彼が大河ドラマの主役をやるのではと予想しましたが、大外れでした。TBSドラマの主演でした。
私は、てっきりもう、彼は主役を任されているとばかり思っておりました。失礼いたしました。
それと、松本まりかです。
ほとんど台詞もありませんでしたが、このくノ一役で、さらに彼女は化けるでしょう。
あんないくさ場のど真ん中に、夜鷹がいるのかよ、という思いは別にして、です。