すみません、今回の朝ドラのタイトル、「舞いあがれ !」ですが、携帯の変換に任せていたため、全て「舞い上がれ!」になっておりました。お詫び致します。
で、その、「舞いあがれ!」ですが、感心するほど、余計なことをいたしません。
押し付けがましさが、まるでないのです。これは、出来そうで出来ない。
なぜなら、何かが起きるからドラマになります。しかし、この朝ドラは、本筋以外では、何もおきません。
特に、五島列島編では、島の光景のように、時間すらゆるやかで、全ての登場人物の表情がいい。みんな穏やかで、それぞれを思いやる。
そう、また比較して、申し訳ありませんが、「ちむどんどん」の真逆なのです。
唐突に、わけのわからない人物が登場して、それが必ず事件になる。しかも、どいつもこいつもうるさい。それは、ヒロインたちもです。
「舞いあがれ!」では、饒舌なひとは、ほとんどおりません。舞は、いつも忙しくしている両親に遠慮しています。自分が病気がちなため、余計な苦労をさせているとまで思っておりました。
何度も書きましたが、祖母の高畑淳子が圧倒的です。自分の娘との、こじれた関係を、舞を通じて次第に戻していくのですが、その心情の変化を、見事に表現します。
娘である永作博美も素晴らしい。「八日目の蝉」で、彼女が単なるアイドルあがりではないことはわかっておりましたが、テレビドラマから距離を置いていた彼女は、年齢相応で等身大の母親を、きちんと演じております。
舞の父親の高橋克典は、今までのかっこいいキャラではなく、東大阪の工場の、娘想いの普通のおっちゃんになりきっております。これは意外でした。
今朝など、舞と一緒に行く、遊園地のシーンでは、泣けて仕方ありませんでした。父親の気持ちが、わかりすぎるほどわかるからです。
普通であれば、朝ドラにおいて、ヒロインの幼少時代というのは、とっとと終わってほしいと思うのですが、今回に関しては、まだまだ見ていたいほど、完成度が高い。逆に、本来のヒロインである福原遥は、重圧が凄いと思います。
いよいよ、ヒロイン登場です。