「鎌倉殿の13人」ですが、まあ、やってくれますわ。
小栗旬扮する、北条義時は、自分の父を追放しましたが、やっていることは、その父時政と、何も変わりません。やりたい放題です。
柿澤勇人扮する、お飾りに過ぎない将軍、実朝ですが、義時に、自分の家人を御家人にしたいと言われ、拒否します。
すると義時は、実朝の言ったことを承諾し、直後にこう言い放ちます。
では、今後は、全てご自分でお決めください。私は、伊豆に引っ込みます、と。要するに、やれるものならやってみろ、ということです。
これ、「仁義なき戦い」の第一作の、松方弘樹扮する、坂井鉄也の、金子信雄扮する山守組長に発した、あの名台詞のオマージュのように、感じました。
「おやっさん、あんたは所詮、わしらが担いでる神輿じゃないの。神輿が自分の足で歩けるゆうなら、歩いてみないや、おう!」です。
しかし、相変わらず、驚かせてくれますわ。
オープニングで、長澤まさみが登場するは、実朝はゲイだと告白するは、寛一郎が、公暁として出てくるは、盛りだくさんです。来週は、いよいよ横田栄司扮する和田義盛が、打倒北条で立ち上がります。義盛と実朝は、昵懇という設定になっておりますから、尚更話はややこしい。
しかも、予告編では、あの大竹しのぶ扮する巫女が再登場します。誰に言ったかは定かではありませんが、彼女の占いは、「全員死ぬ」です。
昨日のタイトルは、「穏やかな一日」ですが、まさに、嵐の前の静けさです。