「鎌倉殿の13 人」は、色々やってくれておりますが、源義経の扱いは、巧みであります。


無礼、生意気、マザコン、世間知らずでありながら、軍略だけは天才的。このドラマにおける義経は、そういう設定です。


これ、もろに「アマデウス」です。そう、あの映画におけるモーツァルトは、性格が最悪、下品、しかも女好きでした。だから廻りは敵ばかり、しかし、音楽に関してだけは、天才でした。


義経は、これから数々の戦果を上げます。しかし、感性だけで行動するため、周囲から疎まれ、最後には、兄である頼朝からも見放される。


そんなキャラクターですから、かつて義経を演じた、滝沢秀明や神木隆之介よりも、はるかに人間くさい。


今までの義経は、兄を慕う、人を疑わない、純粋な存在でした。


だからこその、菅田将暉なのでしょうね。ぶっ飛んだ義経には、彼ははまり役です。