「カムカムエヴリバディ」は、二部に入ってから、がらりとテイストが変わりましたが、ドラマ自体は、相変わらず好調です。


なんといっても、深津絵里です。


私は、初めて彼女が登場したとき、さすがに高校生役は厳しいと書きましたが、あれからひと月弱で、どんどん違和感がなくなってきたのです。これは凄い。


演じることで、しぐさ、話し方で、若く見えるというのは、相当な演技力です。私は、川栄李奈の母親としての登場部分があるため、前半部分に目をつぶったのではないかと書きましたが、それだけではありません。


母親とのことで、心に傷を負い、自分の殻にこもり、自分を出さないるいが、様々な人達と出会うことによって、次第に心を開き、感情を取り戻していくという、極めて難しい役を、これだけきちんと演じられる人は、そうはおりません。


これは、深津絵里だからこそ、だと思いました。彼女だけ、オーディションではなかったというのも、よくわかります。


※いま、オダギリジョー扮するジョーが、るいにプロポーズしましたが、ホームページには、川栄李奈扮する娘、ひなたのことを、時代劇好きな父親に感化され、と、ありました。


時代劇が好きなのは、風間俊介扮する弁護士のほうなのですよね。額の傷を見て、躊躇し、店に顔を見せなくなったのも、むしろ正直な人間性だとも思えます。