松尾貴史は、元々物まねには定評がありましたが、最近始めたYouTubeにおけるデペイズマンショーは、どれも抱腹絶倒です。
それこそ、「すべらない話」などより、遥かにクオリティが上です。
私が大笑いしたのは、ひとつは、内田裕也さんと、飲み屋で出くわした件と、ご自身の結婚式のお話です。
内田裕也さんのお話は、当然ながら、安岡力也さんも絡んでおり、このおふたりの物真似が、絶妙です。飲み屋で、この界隈の方々に出くわしたら、これはもう恐怖しかないのですが、他人から見れば、とにかくおかしい。
松尾さんの結婚式のお話は、当時彼が、レコード会社と契約していたため、山下達郎、吉川晃司、など、そうそうたる面々が出席しており、余興で達郎さんが、歌を披露したというのです。ちなみに司会は、古舘伊知郎です。達郎さんは、勿論上座のほうですが、隣は、立川談志だったそうです。
二次会では、司会は、今度は立川志らくと春風亭昇太で、式で歌えなかった桑名正博が、達郎さんと「スタンドバイミー」をデュエットし、大盛り上がりだったそうです。
なぎらけんいちが、山下達郎を、ターザン山本と間違え、なんであいつが、俺より上座なのかとぼやいたり、俺にも歌わせろと愚痴っていたのが、達郎さんの歌(ユア アイズ)を聴いて、歌わなくて良かったと呟いたり、とにかく、エピソードひとつひとつがおかしい。
話芸というのは、こういうことを言うのです。おちもなく、ダラダラ垂れ流すのとは、根本的に違うのです。
騙されたと思って、YouTubeでご覧になってください。あの、古舘伊知郎が、爆笑しているのですから。