馬鹿なんだと思います。

筒美京平さんが亡くなり、追悼番組は、皆無です。唯一、NHKが、かつて私が絶賛した、「カヴァーズ」の筒美京平ナイトを、再放送したのみです。

音楽番組で、さんざん金儲けをしたくせに、これだけの方が亡くなったというのに、ましてや、かつてのVTRを切り貼りしただけの、昭和の歌謡曲みたいな特集を、しょっちゅうやっているくせに、こういう時には、なんにもしない。

「カヴァーズ」を見たらわかります。ちゃんとしたミュージシャンが、きっちり歌を聴かせる。歌番組の基本です。たったそれだけの事が、今のテレビには出来ない。

郷ひろみも、太田裕美も、岩崎宏美も、早見優も、ジュディ・オングも、近藤真彦も、田原俊彦も、みんな現役なのですよ。

まともな歌番組を創っていなかったつけが、回ってきているとしか思えません。

※もっとも、ワイドショーを見ていてわかりましたが、「また逢う日まで」、「魅せられて」、「ギンギラギンにさりげなく」、「木綿のハンカチーフ」、「仮面舞踏会」に、斉藤由貴の「卒業」と、大ヒットのVTRだけ繋げて、一丁あがりみたいなものしか、いまのテレビには出来ないでしょうが。

有名な曲でも、「カヴァーズ」のチョイスは、こうです。

田島貴男  「女になって出直せよ」(野口五郎)

一青窈  「ギンギラギンにさりげなく」(近藤真彦)

シシドカフカ 「ブルーライトヨコハマ」(いしだあゆみ)

真心ブラザーズ  「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)、「私の彼は左きき」(麻丘めぐみ)

星屑スキャット  「君だけに」(少年隊)

クレイジーケンバンド 「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)

それに、郷ひろみ本人の、「よろしく哀愁」と、「あなたがいたから、僕がいた」!

全てフルコーラス。全てオリジナルアレンジ。

志が、違うし、何より、司会のリリー・フランキーが、わかっているのです。